星空の小さな図書館2周年 アルバムができました。

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2016年12月、「星空の小さな図書館」は2周年を迎えます。
星空の家の敷地にある納屋を「図書館」にしようと決めて、動き出したのが2013年の終わりごろ。
新しい年を迎え、重い腰を上げて納屋の中にある木材やワラ、、使われなくなった農具など片付けをはじめました。

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片付け前の納屋。とにかくものが多かった。

たくさんの人に手伝っていただきながらようやく片付けが落ち着き、大工さんの作業が始まったのがその年の春。

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新しい壁と窓を入れて、壁塗りができる状態まで仕上げてもらいました。

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全くの素人だったけれど、よし!と覚悟を決めて初めての漆喰、土壁塗り。

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真夏の暑い中、入れ替わり立ち代わり、たくさんの方が来てくださり、途中、広大な面積に心が折れそうだったけれど、みなさんの支えで乗り越えられることができました。

店づくりには終りがないということをやりながら感じる中で、どこかでけじめをつけなければならないと、2014年12月22日、オープン。

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物置として長く使われていなかった納屋が「図書館」として新たなスタートを切った日。
あれから、2年。少しずつでも図書館として、また、人と人との交流の場として地域の方々に利用していただけるようになりました。

どうして図書館をはじめようと思ったのか。そのはじまりは、遡ること4年半前、星空の家を立ち上げる時「納屋を改装して活用したい」という仲間の一言でした。全く考えていなかったことだけど、大家さんも大賛成で、ぜひどうぞ、と快く承諾してくださったのです。結局、その仲間が活用をしないことになり、それじゃあと、私で何かできないかと考えたのです。

とはいえ、そこまで大きなリスクを負って強い意志をもって挑戦したいことはなかったし、カフェやゲストハウスなど自分ができるイメージが持てない。できれば今あるものでできるものはないか、また、シェアハウスとは違う、もっと気軽に立ち寄れる場所はできないものかと、行きついた答えが「図書館」でした。

シェアハウスに遊びにきた友達が本がたくさんあるのをみて「なんだかブックカフェとか図書館みたい」といったこと、
図書館の維持管理をどうしようかと悩んでいた時に「会員制度とかあってもいいんじゃない」と、お世話になっている方にアドバイスを頂いたこと、飲み物とか食べ物とか、あったらうれしいよね、という声が多かったので、販売に協力してくれるお店を探したこと、振り返ればすべて、いろいろな人の意見を聞いて、それを形にしていっただけのことだったような気がします。

ビジネスとか事業とか小商いとか、そういうくくりで見てしまうと、正直同じ土俵にも上がれない、趣味の延長のようなものでしかないかもしれないけれど、それでもここでの出会いが新しいことが生まれるきっかけとなってもらえれば「未来への投資」として意義のあるものなんじゃないかと思います。

大きくなくてもいい。当たり前にそこにあるもので在り続けたい。そんな思いを大切に、1年1年積み重ねていきたいと思います。
はじまりの日から2年。今までも、これからも、ずっと、どうぞ、よろしくお願いします。

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