星空の小さな図書館は4周年を迎えました。

年の瀬も迫り、なんだか慌ただしくなってきましたね。早いもので、今年もあと少しで終わりです。
寒さの厳しくなるこの季節が来るたびに、そうだ、星空の小さな図書館の誕生日だったことに気づきます。

2018年12月に、星空の小さな図書館は4周年を迎えました。

古民家シェアハウス「星空の家」が誕生して、1年半がたったころ、もっと気軽に子どもからお年寄りまで立ち寄れる場所をつくれないか、本にまつわる何かをつくろうと、図書館をつくることを決め、約1年の準備期間を経て図書館がオープンしたのは2014年12月のこと。

本当に早いものであれから4年。
図書館として、たくさんの本がある場所。でも、本だけではない出会いがある場所。
様々な人、コト、が交わる場として、4年間多くの人に支えていただきました。

個人で図書館ができるの?と、本当に多くの方から聞かれます。
公共の図書館と同じことはきっとできない。だからこそ、個人図書館だからできること、私自身が無理なくできることを考え、週2日間しか開けないと決めました。そして、今もこのスタイルを続けています。図書館自体では、大きな利益を生めるものではありません。だからこそ、無理なく続けられるような形を探したのです。

無理して既存の形に合わせることはないのです。自分のできることを中心に、そこから形をつくっていってもいいじゃない。
自分自身の暮らしと仕事のバランスを考えて、楽しみながら「稼ぎ」と「投資」のバランスも考える。それが、図書館を続けてこれた一つの理由のような気がします。もしかしたら、これが「カフェ」や「古本屋」だったら、日々の売り上げとにらめっこしていた、かも。

さて、5年目に入る図書館。これからもより、「地域」の図書館として、多くの人の「第3の居場所」として続けていきたいと思っています。

先日読んだ本の中に、これから星空の小さな図書館が目指したいところはここなんだ!と気づかされる一文がありました。
『図書館は地域情報を発信するコミュニティメディア』(未来をつくる図書館 菅谷明子著より)

そんな地域のコミュニティメディアを目指して、日々を積み重ねていきたいと思います。
どうぞ、これからもよろしくお願します。

毎年、この時期になると見返す写真。

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ちょうど、図書館がオープンした日に撮影した1枚。
かつて物置だった場所が生まれ変わった姿に、自分自身も本当に驚いたっけ。人間やればできるものなのね、と、ちょぴり自信がついたことを今でも忘れられません。

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